長引く肌荒れは自分を慈しむためのサイン。心と肌を満たすビヤンネートルなトータルケア
前回の記事では、血液検査から自身の栄養の吸収力を解析するオーソモレキュラーのアプローチをご紹介しましたが、今回はさらに実践編として、日常のスキンケアから食生活、そしてフェイシャルサロンでのスペシャルケアまで、揺らぎがちな大人の肌をトータルで立て直すためのメソッドを深掘りしていきます。
目次
肌荒れ中こそ「五感」を満たす。ポジティブなスキンケアの選び方
肌荒れが長く続くと、どうしても気分が塞ぎ込み、鏡を見るのも億劫になってしまうものです。しかし、そんな時こそ「何がいけないのだろう」と自分を責めるのではなく、毎日が少しでも楽しく、心地よくなるような視点でケアの選択肢を見直してみることが大切。まず、肌のコンディションが不安定な時期は、スキンケアも守りに入りがちですが、あえてテクスチャーや香りが心から好きだと思えるもの、あるいは翌朝に確かな効果を感じられるアイテムを選ぶことで、不思議と張り詰めていた心がほぐれていきます。
大人の肌を満たすスキンケアラインナップのヒント
翌朝の確かな手応え(角質ケア): 「エンビロン」のヴァイブランスマスク(レチノール不使用)などは敏感に傾いた肌でも比較的使いやすく、翌朝にはつるんとしたなめらかな質感をもたらし、気持ちを上向きにしてくれます。
鮮度を意識した導入ケア: 「オーディナリー(The Ordinary)」などの高濃度ビタミンCを取り入れる際は、酸化を防いだ鮮度の高いものを選ぶのがポイント。その日の肌状態に合わせて使用量を微調整する、自分との丁寧な対話が生まれます。
極上のテクスチャー: 肌をやわらかく包み込む「コスメデコルテ」の“AQ アブソリュート エマルジョン マイクロラディアンス”のように、リッチでありながらベタつかない極上の質感を持つ乳液は、毎日のケアを至福のルーティンへと昇華させます。
香りで心をスイッチする: 睡眠中の水分をキープする夜のケアには「アスレティア」のスリーピングマスク(ハーブの清々しい香り)や、「マルティナ」のシアークリーム(バターのような温かみのある香り)など、その日の気分に合わせて香りを着替えることで心の緊張を解きほぐします。
栄養を「蓄える土台」を作る食とインナーケアの最適解
スキンケアで外側から肌を労わると同時に、内側からのアプローチも欠かせません。忙しい大人の女性は、ついランチをパスタや手軽な炭水化物だけで済ませてしまいがちですが、肌の修復には圧倒的にタンパク質とビタミン・ミネラルが必須です。
インナーケア3つのTIPS
ランチの選び方をシフト: 外食やテイクアウトの際は、お肉も野菜もたっぷり摂れるブリトーや、自宅では調理しにくい魚料理を意識的に選ぶなど、タンパク質の確保を最優先に。
消化吸収をサポート: サプリメント(ヘム鉄、亜鉛、ビタミンDなど)を飲む前に、まずは「栄養を吸収できる土台」を整えることが重要です。市販の消化酵素(タカヂア錠など)を取り入れるのも一つの賢い選択です。
無添加のボーンブロス: 胃腸に負担をかけずに必須アミノ酸やミネラルを補給するなら、「ホライズン ファームズ」の“グラスフェッドボーンブロス パウダー”など、無添加で作られた高品質なものがおすすめです。肌荒れや慢性的な疲れを感じる時の飲む美容液として活躍します。
クリーンなプロテインと漢方の力: タンパク質補給にプロテインを取り入れるなら、『チョイス』の抹茶プロテインのような、余計な添加物が含まれていないピュアなものを。また、肌の炎症を穏やかに鎮め、老廃物の排出を促す漢方(「ツムラ」“”十味敗毒湯”など)を体質に合わせて取り入れるのも、東洋医学の素晴らしい知恵です。
外側に向いた意識を自分へ戻す。プロの手を借りるという選択
セルフケアに行き詰まりを感じた時は、一人で抱え込まずにプロフェッショナルの手を借りることも、ビヤンネートルな生き方において非常に重要な選択です。
たとえば、白金高輪にあるサロン「フェリーチェ」で提供されている“セルラム”という最新機器を用いたフェイシャルケア。肌の水分保持力を高め、細胞レベルでめぐりを良くするこのアプローチは、施術後に表情筋がしなやかに動き、フェイスラインが美しく引き上がるような確かな効果をもたらしてくれます。そして何より、経験豊かでエネルギッシュなセラピストさんとの対話は、肌だけでなく心まで深く癒してくれます。
同サロンのオーナーセラピストが語った、こんな言葉が印象的でした。「家族や友人、仕事の将来など、常に意識が自分の“外側”に向いていると、心身はひどく消耗してしまいます。まずは今、この瞬間の自分自身を丁寧にケアすることが何よりも大切なのです」と。
肌荒れがひどい時は心に余裕がなくなり、人に会うことすら億劫になってしまうものです。しかし、心地よいサロン、そして心から信頼できるセラピストさんという非日常の空間で静かに自分を満たす時間を持てば自然と心の余白が生まれ、再び周りの世界へと優しく目を向けることができるようになります。
暮らしをトータルで見つめ直す、美しいきっかけとして
スキンケア、食事、インナーケア、そしてメンタルの在り方。なかなか治らない肌荒れは、決してただの厄介なトラブルではなく、「毎日の暮らしのバランスをトータルで見つめ直して」という、体からの愛あるメッセージ&サインでもあります。世の中には数え切れないほどの美容法が溢れていますが、すべての人に完璧に当てはまる正解はありません。大切なのは、専門家の力も賢く借りながら、自分の体と心の小さな声に耳を澄ませることです。
毎日を懸命に生きる大人の女性たちに。どうか頑張りすぎず、ご自身の心地よいペースで、自分自身を慈しむケアを続けてみてください。肌のコンディションが上向くにつれて、きっと気持ちまで晴れやかに、前を向いて歩んでいけるはずです。
日仏ビヤンネートル協会では、フランスのエスプリを通じて、日本の女性に「引き算の美学」に基づく美しさと健やかさのメソッドを発信しております。美容ケアにとどまらず、フランス人女性ならではの「年齢を重ねるほどに美しくなる」美意識とライフスタイルをテーマとした企業様向けの各種講演・セミナーのご依頼も承っております。お気軽にお問い合わせください。
Text : Nathalie KONISHI/一般社団法人日仏ビヤンネートル協会 代表 ▶︎プロフィール




























































